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ママが変われば、子供も変わる!




ママとして、迷うとき

ママとして迷ってしまうこと、誰にでもあるのではないかと思います。
子供が自分をどれほど信頼していて、自分がどれほど子どもの人生に影響力があるのかを考えると、その大きさに恐怖を感じてしまう、子供の寝顔の可愛さに、「今日の自分は間違っていなかったか」「子供を幸せにしてあげられたか」「ママとしてやるべきことができたのか」そんな疑問がわいてきてしまう、そんな瞬間はとても苦しいものです。

育児は孤独になる瞬間があります。
ママとしての我が子への愛は、誰とも分かち合えない程強いからです。
だからこそ、1人で考え込んだり、落ち込んだり、自信を喪失したりしながら、なんとか乗り越える日があるのも珍しくないのです。

そんな風に迷ってしまうママたちのために、世の中には「育児書」や「育児系雑誌」が数多く存在します。
私も、妊婦雑誌から始まり、数多くの育児系雑誌や育児書を読みました。
たくさんの育児書を読んで感じたのは、本によって内容が違うので、読めば読むほど混乱してしまうということです。

ある本では、自立を促すために添い寝をしてはいけないと書いてあり、
ある本には、自立のためには安心が大事なので添い寝が効果的だと書いてあります。

自分の育児というものが、ある程度確立されていれば参考程度に読めるのでしょうけれど、第1子の育児中で、頼るものが育児書だけ、という場合にはかなり混乱します。
私は、なるべくなら赤ちゃんが喜びそうな方、という風にそれぞれの本の中から選択をしていましたが、やはり「これで本当にいいのか?」という気持ちは消えずにいました。

その気持ちは子供の成長と共に大きくなっていき、2歳のイヤイヤ期のころには、すでに悩みと呼べるほどになってしまったのです。

最も悩んでいた「子供の叱り方」

出産の経験は、私の人生を一変させました。
温かくて小さい生まれたばかりの娘を胸に抱いた瞬間、あふれてきたのは、味わったことの無い幸せ、感じたことの無い充実感、想像を超えた愛情でした。
「この子の為なら、どんなことでもしたい」と、育児に励んできたのです。
もちろん、子供の幸せを望むのなら、成長に合わせてルールや人との関わり方などの「教育」も必要になります。
しつけをしなければいけないという使命感と、ただひたすらに笑顔だけを見ていたいという欲求のはざまでの葛藤。
そんな中で子供を正しく叱るという事は、とても難しいものです。
感情的に怒って後悔し、叱らなければならないことを見逃して後悔し、自分を責めたり、子供を責めたりの毎日を繰り返してしまうこともありました

本当に、これでいいのか。
自分のやり方であっているのか。
私はこの子に幸せな生き方を教えられるのか?

育児に迷い始めると、ママとしての自信もどんどん失われてしまいます。
すると、さらに迷って落ち込むという負のスパイラルがはじまってしまうのです。

育児書の中に助けを求めても、書いてあることは理想論で、自分には実行できそうもないことだったり、自分の母に相談しても、普段からの私と娘とのやりとりを見ているわけではないので、表面上の意見しか返してもらなかったりします。

ママチェンという考え方

ママチェンというのは、「ママ・チェンジ・プロジェクト」の略です。
元幼稚園教諭・元幼児教室講師の石谷二美枝先生が行っているプロジェクトで、その考え方の基本は「母親が変われば子供も変わる」というもの。

育児書や育児系雑誌を読んでみると、「泣いてわがままを言った時は、叱るよりも優しく抱きしめてあげたほうがいい」などと書いてあることが多いのではないでしょうか。
しかし、そのとおりに実践しようと試みると、泣き叫ぶ我が子は抱きしめさせてなどくれずひっくり返っていっそう激しく泣いてしまったり、親の方もどうしても心を落ち着けて抱きしめてやる余裕を持つ事が出来なかったりするのが現実です。
そうなると、親はなぜうまくいかないのかわからずに悩んでしまったり、自分や子供、さらには環境や周囲の人を責めたりしてしまうようなことにもなりかねません。

こういう場合に、ママチェンの考え方をしてみれば、ただ書いてあることを実践しても意味がないのだと気がつくことができます。
「泣いてわがままを言う子」と言っても、決してひとくくりにはできません。
同じ子供などいないし、同じ子供でも泣いてわがままを言う理由はいつも同じではないのです。ならば当然「抱きしめる」という方法がすべての場合で通用するなんてありえないことでしょう。

ママチェンでは、ああするべきこうするべき、ではなくコーチングを身につけていきます。
コーチングとは、「コミュニケーションの手法」です。
その方法は、関わり合いや言葉がけで、相手の中にある能力や可能性を刺激して行動を促すというもの。
ママチェンの考え方では、コーチングをすることで、自発的に子供が行動することに期待します。
育児はつい、「強制」や「矯正」を目指してしまうものですが、コーチングによって目指す育児は「共生」であると言えるかもしれません。
育児書を頼りに子育てしてきた人や何も頼らずに子育てしてきた人はもちろん、全ての育児中の人にとって、この考え方は有意義なものだと思います。
私は、娘との関係に悩んでいた過去の自分を振り返ると、なぜそんなに頑なだったのだろうという風に感じられるようになりました。

関わり方で、人は変わります。
子供だって、それは同じです。
人格を尊重し、認め合う価値観は、子供との間でも必要なことは間違いありません。
育児に迷ったら、ママチェンの考え方を取り入れてみるのも1つの方法です。
「ママが変われば、子供も変わる」
暮らしの中で大きな意味を持つコミュニケーションを、大切にしていきたいですね。


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